Legend エンティティプロパティの説明.
Legend エンティティはグラフィックエンティティ階層の葉です.
このエンティティはplot2dx
グラフのもとで
描画されるか
captions関数により作成される
凡例のパラメータを定義します.
指定された線について,凡例には線種,マーカ記号および色のサンプルが
表示されます.
このプロパティには親のハンドルが含まれます.
legend エンティティの親は"Compound"
型と
なります.
この Compound エンティティにはその他のグラフのエンティティ
も含まれています.
このプロパティはハンドルのchildren
のベクトルが含まれます.
しかし,legend
ハンドルには現在
children
が存在しません.
このプロパティはエンティティの visible
プロパティを
有し, "on"
または
"off"
となります . "on"
の場合は
凡例が描画され,"off"
の場合には凡例が画面に表示されません.
このフィールドは注釈をつける対称の各オブジェクトの凡例を含む文字列ベクトルです.
Scilab 5.2以降,LaTeX または MathML 式 を指定することができます.
スカラー値で,表示される文字の大きさを指定します.
fractional_font
プロパティが "off"
の場合,
値の整数部のみが使用されます.
詳細は graphics_fontsを参照ください.
凡例のラベルを表示する際に使用されるフォントを指定します. この値は正の整数でロード済みのフォントの一つを参照します. この値には,最初のフォントを指す 0 から最後のフォントを指すロード済みの フォントの数から1を引いた数までの数値を指定します. 詳細は graphics_fontsを参照ください.
色のインデックスで, このプロパティはテキストの色を定義します.
このプロパティはテキストを分数のフォントサイズにより表示するかどうかを
指定します.この値には,"on"
または "off"
を指定します.
"on"
の場合,font_size
の浮動小数点の値が
表示の際に使用され,フォントはアンチエイリアス処理されます.
"off"
の場合,整数部のみが使用され,フォントは平滑化されません.
ハンドルの行配列. 関連するポリラインを参照します.
文字列で,凡例の位置を指定します.
"in_upper_right"
: 凡例は軸ボックスの
右上に表示されます.
"in_upper_left"
:
凡例は軸ボックスの左上に表示されます.
"in_lower_right"
:
凡例は軸ボックスの右下に表示されます.
"in_lower_left"
:
凡例は軸ボックスの左下に表示されます.
"out_upper_right"
:
凡例は軸ボックスの右上隅の右に表示されます.
"out_upper_left"
:
凡例は軸ボックスの左上隅の左に表示されます.
"out_lower_right"
:
凡例は軸ボックスの右下隅の右に表示されます.
"out_lower_left"
:
凡例は軸ボックスの左下隅の左に表示されます.
"upper_caption"
:
凡例は軸ボックスの左上隅の上に表示されます.
"lower_caption"
:
凡例は軸ボックスの左下隅の下に表示されます.このオプションは
plot2dのleg
引数に対応します
"by_coordinates"
:
凡例ボックスの左上隅の座標を付属するデータ構造体の"position"
フィールドで指定します.
位置 x
および y
は
axes_bounds
に対する比で指定されます
凡例の左上隅の座標.
位置
x
および y
はaxes_bounds
の大きさに対する比で指定されます.
このフィールドはlegend_location=="by_coordinates"
の場合に
設定でき,
その他のlegend_location
の設定では取得が可能です.
座標(position
)をユーザ座標
((x_user
, y_user
)
を変換,またはその逆変換を行う際に以下の命令を使用できます.
as=get(gcf(),"axes_size");// キャンバスの大きさ(単位:ピクセル) bnds=get(gca(),"axes_bounds");// 図の大きさに対して相対的に定義したカレントの軸の境界 //汎用座標からユーザ座標に [x_user,y_user]=xchange(position(1)*as(1)*bnds(3)+as(1)*bnds(1),... position(2)*as(2)*bnds(4)+as(2)*bnds(2),"i2f") //ユーザ座標から汎用座標に [x1,y1]=xchange(x_user,y_user,'f2i') position=[(x1-as(1)*bnds(1))/(as(1)*bnds(3)),... (y1-as(2)*bnds(2))/(as(2)*bnds(4))]; | ![]() | ![]() |
このフィールドは凡例に表示される線幅を(軸座標で)指定します. この値は0と1の間の実数です.
このフィールドは凡例の周囲に矩形を描画するかどうかを指定します.
値には"on"
または
"off"
を指定します. "on"
の場合,
以下のプリパティを用いて矩形が描画されます.
このプロパティは正の実数で,矩形の線の幅をピクセル単位で指定します.
実際に表示される幅は指定された幅を整数に丸めることにより定義されます.
唯一の例外はベクトルのエキスポートの場合で,thickness
の値が全体の幅とみなされます.
このフィールドは矩形の輪郭を描画する際に使用される線の色インデックスを 指定します.
このフィールドは凡例の背景を塗りつぶすかどうかを指定します.
値には "on"
または
"off"
を指定します. "on"
の場合,
背景がbackground
フィールドで設定された色インデックスを
用いて描画されます.
このフィールドは矩形領域を塗る際に使用される線の色インデックスを 指定します.
このプロパティは0と3の間の整数で, 凡例として表示される記号の数を指定します.
このフィールドは全てのオブジェクトのデフォルトの
clip_state
プロパティの値を有します.
値は以下となります :
"off"
以降に作成される全てのオブジェクトはクリップされません (デフォルト値).
"clipgrf"
以降に作成される全てのオブジェクトはAxes境界でクリップされます.
"on"
以降に作成される全てのオブジェクトはclip_boxプロパティで指定された
矩形の外側でクリップされます.
このフィールドは全てのオブジェクトのデフォルトの
clip_box
プロパティを有します.
この値はclip_state が"off"
の場合,空の行列となります.
その他の場合,ベクトル[x,y,w,h]
(左上の点,幅,高さ)により
クリップ領域が指定されます.
このフィールドは任意のScilab変数をtextデータ構造体に保存し, 復元する際に使用できます.
// x初期化 x=[0:0.1:2*%pi]'; plot2d(x,[sin(x) sin(2*x) sin(3*x)],.. [1,2,3],leg="L1@L2@L3") a=get("current_axes"); l=a.children(2); l.links l.text=["sin(x)";"sin(2*x)";"sin(3*x)"]; l.visible="off"; // 不可視 l.font_size = 2; l.font_style = 5; l.visible='on'; // Scilab 5.2以降, Latex: l.text=["$\sin(x)$";"$\sin(2*x)$";"$\sin(3*x)$"]; | ![]() | ![]() |
Version | Description |
5.5.0 | line_width および marks_count プロパティが追加されました. |